老人性認知症

この記事は書きかけです

老人性認知症とは?

・年齢に関わらず加齢によって進む認知症の症状
・一般に高齢者に対して抱くイメージに近いのがコレ
アルツハイマー認知症とは別と考えるべき
 →ただし初期の鑑別は重要

発症と経過

・おおむね経過は穏やかで当人の感情は豊かである(私の経験上)
・歩容に変化がみられる(身体運動機能の低下)
 →慎重に歩行する状況から小刻み歩行へ
  しかし著しくADLが低下するまでには相当の期間を要する(私の経験上)
・徐々に発語が不安定になる(緩やかな運動発語機能の低下)
 →聞き取りにくいが屢々はっきりとした言葉があらわれる
・もの忘れが多くなり失見当識に発展する
 →アルツハイマー認知症の第1期にみられる短期記憶障害と
  区別がつきにくい*1
・起床後数時間は睡眠と覚醒の境目があいまいである
 →覚醒時にアルツハイマー様のBPSDが発現する事がある
  (従ってAM起床時のPMの行動は観察を要し
  PM起床時には深夜の行動を観察しなければならない)
・ある程度の進行がみられても
 突如として覚醒し行動する場合がある(私の経験上)

治療法

加齢によって進行するので諦めやすいが
進行を遅らせる事は可能と考える
・会話や外部からの情報刺激が効果的
 →脳を使う行動(趣味の活用やADLの積極的参加)がカギとなる
  傾聴ボランティアでは間に合わないかもしれない
  趣味に特化したボランティア資源が必要かも
・寝たきりによって進行が加速する(私の経験上)
 →日中観察を要することもあり
  生活のリズムを崩さない事が重要
 →傷病(特に骨折)により長期臥床を余儀なくされた場合
  生活が平坦になり症状が進行してしまう

個人的に思う事

96歳で難聴があるだけという方に会った
非常に明晰ではっきりとした意思の疎通ができる方だった
将棋がお好きだそうで
そんじょそこらの指し手なぞ
足元にも及ばない腕前の持ち主。。。らしい
(もしかしたら
私よりも頭の回転が速いかもしれない)


だから私は
全ての人に老人性認知症が起きるとは言いたくない

*1:逆にアルツハイマー認知症が看過されやすい。そしてアルツハイマー認知症との決定的な違いがあるように感じるが私は専門家ではないのでココには書かない