水素モグラ

燃料電池動力滑空機の実験機が
Hamburgで飛びましたというニュース


ベースになってる機体は
Lange Aviation社製のAntares 20E
(http://www.lange-flugzeugbau.com/htm/english/products/antares_20e/antares_20E.html)で
元々リチウムイオン電池で飛ぶ電動機であるぞと
んでもってFAQによると
Max Powerで13分稼働するぞと。。。

(Antares DLR-H2) has a cruising range of 750 kilometres, achieved in a flying time of five hours. In order to accommodate the fuel cell and the hydrogen supply on board the aircraft, two additional external load carriers were slung under the specially reinforced wings.


航続距離750kmで5時間飛べる
と書いてあるんだけども
動力滑空機ってのは
常に動力使ってるワケじゃないからねぇ。。。

In future, the Antares DLR-H2 motor glider will provide a cost-effective platform for testing fuel cell systems for aerospace.

(ソースURL:http://www.dlr.de/en/desktopdefault.aspx/tabid-13/135_read-18278/)


ようするに
非常用電源として載ってるリチウムイオン電池とか
APS。。。じゃなくてAPUとかの代わりに
燃料電池が使えるようになればコストが下がるし
ついでに重量も容積も減らせるね
っていう目論見みたいだ



問題は
水素を供給できる設備が
フツーの飛行場に無いって事かな。。。
AVGASやジェット燃料から水素だけ取り出して供給する
みたいな手段だと
あんまりエコじゃないような気がする
(元々航空宇宙産業はエコじゃないから別にイイけどw



なにはともあれ
バイオマスで動力滑空機を飛ばそうっていうのも
少し現実的になってきたかな?
と思えるニュースでした〜