アナトリー・クリゲディスキーのケース

ニュースソースが
サーチナってのがアレなんだけど

容疑者の所持品から、人の皮をジャケット状に加工したものが見つかった。また、持ち主が異なるとみられるイアリングも大量にあった

(ソースURL:http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0524&f=national_0524_028.shtml)


たまたま発覚した事件の一つだと思う

狩猟文化との対比

獲物の皮を剥ぎ利用するのは
有史以前からの文化だ


その流れの中には
新人が原人の皮を利用する事もあっただろう
部族間闘争で首を取ったり皮を剥いだり
ソレが当然という文化は
実際にあるのだ


単に
「人を殺したり
 苦痛を与えてはならない」
というモラルが勝る文化の中では
猟奇的に捉えられるだけの話



クリゲディスキーは
寒さを凌ぐために
革製のジャケットを得ようとしたのだろうか?
あるいは
単に女性嫌悪によって殺害した上で
脈絡もなくジャケットを作ったのだろうか?


どちらもありえないね

カギが二つ

警察に通報した近所の女性
そして
イアリング


カラスはイアリングを集めるけど
ジャケットは作らない
クリゲディスキーの行動は
人間的な知性*1によって為されたといえる
その行動が社会的に許されないから
事件になったという事
(コレを突き詰めていくと
「犯罪の成立要件」を論じるハメになる)


クリゲディスキーは
エドワード・ゲインや
バッファロー・ビル*2のように
「自分ではない誰か*3」に
なりたかったのかもしれない



私の敬愛する
ハンニバル・レクター
『目はいつも
 欲しいものを追い求める』
と言っている。。。

*1:ターゲットが売春婦→「居なくなっても気に留められにくい」という計算が働いている

*2:羊たちの沈黙」を参照

*3:例えば。。。いつも街で見かける売春婦。いつも見かける牧場の女性