続・妄想が肥大するケース

前回(http://d.hatena.ne.jp/yasunoxx/20100403/1270274711)のとは、
また別の人なんだけども。


コレは有名かもしれないし、毒気も薄いので、URLを張っておく。
■Strange post in AA
 http://www39.atwiki.jp/strangepostinaa/

特徴

・文章の時勢が常に現在形である。時間の流れが無い。
 突然、何事かを記述し始め(解体的)、前後関係が無いまま専門用語や記号(言葉のサラダ)が現われる。
 →「D」なる組織名が、数度現われている。
 →FOMAを使用している?


・文面の印象は丁寧であるが、雰囲気は特徴的で、偏執的である。
 →筆者が患っている病状は、何者かによる人体実験の結果であると考えている?


・「政府」や「財閥」等の、大きな権力が関与している、という関係妄想や、
 何らかの治療(?)を施されている、といった被害妄想が現われている。
 →筆者の家族は、その組織に攻撃されたと訴えているのに、
  筆者自身はその組織で活動していると称している。


・何らかの治療(?)について、医学的な内容に関する記述が現われる。
 その治療(?)が現実であるならば、
 筆者自らが医行為に深く参画しているものと考えられるが*1。。。


・この手の文書に頻出する疾患が、この文書にも現われている。
 →例えば、糜爛性胃炎*2。「電磁波の影響で胃潰瘍」というような文章は、非常に多い。
  また、病名をしっかりと記述している点が興味深い。
 →「脳軟化症*3」と書いている事から、この筆者は30代後半以降の世代と考えられる。
  もっと若い年代であれば、「脳梗塞」や「認知症」の方が、耳に馴染みがあるのでは?


・1964年(昭和39年)と1972年(昭和47)年に、何らかの出来事があった?
 →通院(or入院)している病院に関係があるのかもしれない。
 →筆者の家族に関係があるのかもしれない。


・筆者自身が2007年当時に32〜33歳(女性の大厄とされる)であったか、
 肉親や近しい人物に、その年代の人が居る可能性がある。

考察

・筆者は、知的水準が高く、文章力がある。文系というよりも理系?


・筆者自身に病識は有るものの、治療に対して疑念を持っている?


・多くの怪文書は、被害妄想が多いのに対して、
 この文書では、関係妄想が強く現われている。
 組織に帰属する事で、自身の安寧を保っていた人なのかもしれない。。。

*1:解離的に筆者を観察している別の人格が記述している、と考える事もできる。

*2:胃の粘膜が失われて、結果として炎症が起こる。ストレス性の胃炎も、この一種。服薬の結果、起きる場合もある。

*3:脳梗塞による融解壊死。脳血管性認知症を引き起こす。