真冬の散華

この歳になると
身内や友人の死が
身近になるものらしいけど


彼女の闘病は
SRSの直後に始まった


当時のパートナーは
彼女と共に在る誓いを捨てて
今はどこに居るやら


その後
同じ境遇のパートナーと出逢い
進む病状を憂いながらも
ささやかな楽しみのある
月日を重ねて。。



そうして今日
彼女は
後に残る私たちに想い出を残して
全ての苦痛と棲み慣れた場所から
離れていった




人は
理由はどうであれ
死なざるを得ないから
死ぬんだ


運命を決めるのが
神か仏かは知らないけれど
『なぜ?』という問いかけには
答えてくれない


だから
素直に受け容れるしかなくて
受け容れるんだ


でもね。。